植毛?増毛?育毛?カツラ?どれを選ぶ?

昔から薄毛は男女を問わず大きなコンプレックスのひとつでした。
男性は若いうちから頭髪が薄くなり、完全に禿げてしまうこともあります。
女性は禿げることはなくても、「髪は女の命」と言われるように、魅力を失わせる原因になります。
こうした悩みを解消するには、植毛・増毛・育毛・カツラなどさまざまな方法があります。
それぞれの特徴を比較してみましょう。

植毛は意外に古くから試されてきた方法ですが、植えられた毛がすぐに抜けてしまうことや、感染症のリスクがあることなどから、近年まで一般的な選択ではありませんでした。
医学の進歩とともに皮膚の構造が分析され、リスクの低い方法が確立されるに至って、幅広く認知されるようになってきました。
今では薄毛解消法として、医学的にも有効なものと認められています。

かつて植毛といえば人工毛を植えるのが主流でしたが、現在は後頭部や側頭部の頭髪を採取して、薄くなった部分に植え込む自毛植毛が中心になっています。
人工毛と違って自分自身の組織なので、異物への拒絶反応がなく、一度定着すると自前の髪の毛と同じように伸びていくのが特徴です。
また体へのダメージが少なく効果的な手術の方法も、次々に開発されています。

増毛は自分の頭髪を増やすのではなく、薄くなった髪の毛に人工の毛髪を結びつけて、頭髪の量が増えたように見せる方法です。
自然に発毛したように見せるため、独自の技術が要求されることから、専門のサロンなどで施術を受けます。
自分自身の髪の毛が伸びるので、定期的なメンテナンスを受ける必要がありますが、装着したままで水泳やシャワーなどの日常生活が可能です。

育毛には民間療法も含めて、昔から多種多様な方法が試されてきました。
頭皮の血行を良くして毛根に十分な栄養を供給し、発毛を促すのが基本的な原理です。
現在のヘアサロンでは、育毛剤やマッサージや光照射など、各種のメニューを選択することができます。
また自宅で利用できる育毛剤も、数多くの種類が販売されています。
満足できる結果が出るかどうかには個人差があります。

カツラも歴史のある薄毛解消法です。
英語で言えばウィッグですが、日本では頭全体を覆うものをカツラと呼び、女性などが部分的に使う付け毛をウィッグと呼ぶことが多いようです。
カツラやウィッグはファッションとして用いられることもありますが、付けていることがバレないような精巧な製品が開発されたのは近年のことです。

薄毛対策のそれぞれのメリットとデメリットを紹介

植毛のメリットは自分自身の頭髪を増やせることです。
特に自毛植毛の場合は、定着すればメンテナンスも不要で、半永久的に効果が持続するため満足度も高くなっています。
デメリットは多額の費用がかかること、手術失敗のリスクがあることです。

増毛のメリットは見た目が自然で、肉体的な負担が小さく、頭髪を気にせず普通の日常生活ができることです。
デメリットは定期的なメンテナンスが不可欠で、それなりに費用もかかることです。

育毛・発毛のメリットは、成功すれば自前の髪の毛を増やせることです。
特別な技術は必要なく、自宅でひとりでもできますし、費用もあまりかかりません。
ただし誰にでも同じような効果があるとは限らず、専門のサロンに通えば費用も高くなりがちなのがデメリットです。

カツラやウィッグのメリットは、付けたり外したりするのが自由で、体への負担は最も小さくなることです。
逆にデメリットは、いきなり頭髪が増えこともあって、バレる可能性が高いことです。
バレないような高品質の製品を選ぶと、費用もそれなりに高くなります。

以上のように各方法にはさまざまなメリットとデメリットがあるので、目的や予算に応じて満足できる方法を選択してください。